老年期を迎えると体の機能が衰えるものです。唾液の分泌量が減ってしまうことも高齢者に現れる現象の1つです。唾液には強い殺菌作用があるため、その分泌量が減少すると歯周病にかかりやすくなってしまいます。
ビタミンCが高齢者の口腔内の健康に良いと言われる理由は、歯周病予防に効果を発揮するからです。この病気にかかると、歯ぐきのコラーゲン繊維が破壊されてしまいます。
ビタミンCにはコラーゲンの生成を促す働きがあるため、このトラブルを解消しやすくなるとされています。同時に、ビタミンCの不足は歯ぐきの健康を害すると言われています。歯のぐらつきや腫れ、出血といったトラブルの引き金となります。老年期を迎えると、こうしたトラブルは治りにくくなるものです。
したがって、日頃からビタミンCを積極的にとり入れるべきと言えます。