老年期は唾液の分泌量が減少するため、口腔内の殺菌力が弱くなります。歯周病や虫歯の発生率を高めるため、若いころ以上の徹底したケアが必要です。
人間の歯は20本維持できれば、食生活にほとんど影響しないと言われています。つまり何歳になっても自分の歯で美味しく食事することができるわけです。よく噛んで食べることで胃腸の負担を軽減し、栄養吸収を促進することができます。
老年期は正しいブラッシングをして、歯垢を溜めないことが大切です。口内がベタベタする場合は注意が必要なので、入念にブラッシングをしたりデンタルフロスを使用したりしましょう。
毎食後に磨くのがベストですが、1日3回は厳しいという方は1~2回でも問題ありません。大切なのは口内のベタつき・口臭がなくなるまで磨くことです。