リンは人間の体内に必要不可欠な栄養素であり、成人の場合は体内で約850gが存在しています。
その働きにはカルシウムやマグネシウムと結び付くことで、歯や骨を構成し、エネルギーなどを作り出す時にも使われる栄養成分です。
一般的には動物性の食品に豊富に含まれているため、毎日意識して摂取を行う必要もないですが、過剰摂取の方が問題になる成分と言われます。壮年期にはカルシウムの方が不足しがちなので、カルシウム摂取を意識することが必要です。
なお歯を構成する時にも必要な成分ですが、壮年期では食べかすが詰まり、歯垢化した場合、唾液に含まれるリンの成分が、その歯垢と結び付いて歯石になることもあります。そのため壮年期では、その対策に力を入れることが重要なポイントとなります。