壮年期の定義は統計によって異なりますが、厚生労働省の一部の統計で用いられている25歳から44歳までの期間を壮年期と定義して歯の健康の維持や増進の仕方について述べると、この時期は気力と体力が充実した状態が続き、人生の中でもっとも活動的な期間にあたります。
しかし、壮年期の開始とともに気力と体力の衰えも始まるため、しっかりケアを行わないと中年期に差し掛かった頃に歯が酷い状態になってしまう可能性があります。
この時期に注意しなければならない口腔内の症状は歯周病で、歯やその周りにできた炎症を放置すると口腔内だけでなく、他の部位の健康も損なわれる場合があります。自宅でデンタルブラシなどをつかってケアすれば十分だと考える人は大変多いですが、コンディションを良好に保つにはこれだけでは不十分です。
歯科医院で検診やメンテナンスを受けたり、正しいケアの方法を学ぶなどしながら、45歳からの中年期に備えましょう。