幼年期は色々と心配事が多いかと思いますが、乳児のオーラルケアで気を付けるポイントは磨き方とタイミングです。
離乳食を始めるまでは、ガーゼや滅菌シートで汚れを拭き取るようにしましょう。粉ミルクを飲ませている場合は虫歯になりやすい傾向がありますので、より丁寧に拭き取ります。
生後10か月前後、離乳食を食べる機会が増えたら、赤ちゃん用の歯ブラシで磨くようにします。毛先が直角に当たるようにして、軽い力で回すように磨いたり、左右に細かく振動させるように磨いたりすると効果的です。最初は嫌がることもありますが、歯ブラシを持たせてみる、機嫌のよい時にさっと磨くなど、少しずつ慣れさせるようにしましょう。
また、虫歯菌は唾液によって赤ちゃんに感染しますので、周りの人もきれいに歯を磨くようにしたり、食べ物の口うつしを避けたりするのも大切です。